発売に先駆けてKAMOスタッフが試し履きをしてきましたので、『ファントム ヴェノム』がどのようなスパイクなのか、機能面を中心にレビューしていきたいと思います!
まずは座学にて『ファントム ヴェノム』がどのようなスパイクなのかご説明いただきました。

2019年、ナイキが提案するのは「ポジションに縛られないスパイク選び」。
今までは、攻撃的な選手やサイドでプレーする選手が“マーキュリアル”。
中央よりで、より多くボールに触る選手が“ファントム ビジョン”や“ティエンポ”を履くというイメージがあると思いますが、
ポジションにとらわれることなく、プレースタイルや自分の武器だと思うプレーに合わせたスパイク選びをしていって欲しいとのこと。
この『ファントム ヴェノム』も基本的なコンセプトは“点を取るフィニッシャーのためにあらゆる面から機能性を考えたスパイク”とシュート精度を求めるプレーヤー向けのスパイクとなっていますが、搭載されている機能は現代サッカーで重要なボールコントロールや瞬間的なスピード(アジリティ)の向上など、あらゆるポジションの選手に必要な機能を持っていますので、ポジションに縛られずいろいろなプレーヤーに履いて頂きたいスパイクとなっています!

それでは、ここからは『ファントム ヴェノム』を実際に履いてプレーした感触をお伝えしたいと思います!
今回はトップモデルである「ファントム ヴェノム エリート」を着用しました。
その時の様子をショートムービーにしてみましたので、どのような感じだったかご覧下さい!
最初に足を入れた感触は、“FLYKNIT”の柔らかさのおかげで足入れも良く、足にすぐフィットする印象。
幅はマーキュリアル シリーズよりやや広めの作りになっていますが、指先に行くにつれ幅が狭くなっているので、指先部分がシューズ内ズレることもなく、蹴り出しなどのパワーロスを軽減することができそうです。

シューレース部分は途中から“シューレースカバー”が付き、打球面を大きくかつフラットにすることにより、シュートやパスの精度向上につながっています。
また、シューレースは“フライ ワイヤーケーブル”と連動しているので、フィット感を保ちつつ、ホールド感も抜群でした!

そして、『ファントム ヴェノム』最大の特徴であるインステップ部分の“プレシジョン パワーストライクゾーン”。

このポリウレタン製ブレードはゴルフクラブの溝に発想を得たもので、ロボット脚にスパイクを履かせ、様々な角度からのストライクゾーンに関するテストを実施した結果、最適なブレードの本数、ブレードの角度を導き出し設置されました。
“プレシジョン パワーストライクゾーン”は精密さ、回転力、そしてパワーをボールに伝えフィニッシュの精度に貢献しています。

この部分を意識することにより、正確なインパクトが出来ているのか、スタッフ達のシュートも普段より枠内に飛ぶ確率が多いように感じられました!(笑)
アウトソールは“ハイパーリアクティブ プレート”を採用。

ナイキ フリーから着想を得たこのプレートは、従来のプレートとは異なり、部位によって素材の硬さを変えています。
特に前足部のダイヤモンドを思わせる黒い部分は、最も柔らかい素材で出来ているため、つま先に力を入れて地面を踏み出す際に、屈曲性を活かしてアジリティを発揮します。

この新型アウトソールは全体的に、アウトサイドにあるスウッシュ同様、“ダイヤモンド”
がデザインのコンセプトになっているようです。
新しいスパイク『ファントム ヴェノム』は“精密さ”がコンセプトになってはいますが、前作「ハイパーヴェノム」のアジリティ、さらには「T90」のパワーといったコンセプトも引き継ぐ総合的にパフォーマンスを上げてくれるスパイクだと感じました。
冒頭にも書きましたが、ポジションにとらわれることなく色々な方にとって武器になるスパイクだと思いますので、ぜひ一度、店頭でお試しいただければと思います!
『ファントム ヴェノム』は一部の商品を除き、オンラインストア先行で1/25(金)より発売開始。
サッカーショップKAMO店頭は2/1(金)より発売となります!

今回のこの試し履き会で実際に着用したKAMOスタッフに、着用感について詳しくインタビューしています。
KAMOスタッフはよりプレーヤーに近い目線でスパイクを考察しておりますので、『ファントム ヴェノム』が気になるという方はぜひ参考にしてみてください。
【サッカーショップKAMO 池袋店 - 中田 寛人】編