12月1日にプーマさん主催で開催されたイベント「evoTOUCH J 新商品発表会 & PUMA NIGHT」にKAMOスタッフが参加させていただきました!
ニュースなどの報道でご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、とにかく豪華だった今回のイベント。
KAMOスタッフの中に
「これほどKAMOという会社に入って良かったと思った日はない」と語った人間がいるほど。
その内容を早速レポートさせていただきます!
KING of 1v1 HIGH SCHOOL TOURNAMENT

「高校生No.1プレーヤーは誰だ?」という標語のもと、最強の“一人”を決める大会
『KING of 1v1 HIGH SCHOOL TOURNAMENT』が2016年、9月19日の九州予選を皮切りに、関西、東北、関東で予選が開催されました。
その予選大会を見事勝ち抜いた計8名のファイナリストが登壇して意気込みを語りました!
優勝するとなんとプーマからドルトムント観戦ツアーに招待いただけるとあり気合十分の顔です!
最強の“チーム”を決める大会『全国高校サッカー選手権大会』の決勝戦が開催される1月9日(月・祝)、埼玉スタジアム2002特設コートで決勝大会が行われますので要チェックです!
evoTOUCH J 新商品発表会

evoTOUCH J新商品発表会がスタート!
まずはプーマ ジャパン株式会社 代表取締社長
李 孝(り たかし)様からご挨拶。
『今年のプーマのトピックスとしては、プレミアリーグの奇跡と言われたレスターFCの優勝から始まり、ヨーロッパの大会ではグリーズマンがMVP&得点王を獲得。左右でカラーの異なる“プーマ トリックス”を世界に知らしめました。
また国内では川崎フロンターレが年間勝ち点2位。
J2では清水エスパルスが昇格を決め、(12/1時点)セレッソ大阪も今週末にJ1昇格をかけたプレーオフ決勝に臨みます。
J3でも大分トリニータが優勝。J2への昇格を決めています。
また我らが中山雅史選手が所属するアスルクラロ沼津もJリーグ理事会でJ3への参戦が承認されました。
フットボールシーンにおいて、グローバルのみならず、日本国内でも存在価値が高まってきているんじゃないかな、と考えています。
そんな中で発表させていただくのがこの“evoTOUCH J”。
究極のボールタッチ、ボールコントロール性を追求したevoTOUCHシリーズ。
その中でもさらに日本人プレーヤーのため、キック、トラップ、ドリブルの際に極上のボールタッチを実現するよう、新たに開発されたJAPAN専用モデルです。
これから販売に際して大規模なキャンペーンを実施していきます。
ぜひこのスパイクの良さを多くの日本のプレーヤーに知っていただき、体感いただきたいと考えています。』
ゲストトークショー(三浦知良選手&中山雅史選手)

そしてお待ちかね、レジェンド2人のトークショー!出てきた時からオーラが違います!とにかくめちゃくちゃカッコイイ!
「ご多忙のお二人が一緒にこのようなイベントに出るのはそれほどないのでは?」という問いに、(三浦選手)
「仲悪いんです」(中山選手)
「結構いがみ合ってるんです」という回答から始まったトークショー(笑)
お2人の掛け合いが本当に絶妙で、終始メディア陣にも笑いが起き続けたトークの中身をドバッとお披露目しちゃいます!
【スパイクへのこだわりは?】
三浦選手 こだわりがないのがこだわりで、なんでも履きます。何でも履くけど、結局最終的にパラメヒコに戻ります(笑)
中山選手 僕も一緒です。というか、僕の場合、ほとんど足でやらないんで(笑)
スパイクのこだわりというか、ずっとパラメヒコですね。練習は色んなスパイクを試したりしますが、試合はずーっとパラメヒコ。
スタッドはある程度高い方が良いです。パラメヒコもノーマルのものから少し高くしてもらっていました。
三浦選手 ゴンちゃん、パラメヒコのイメージあるね。で、アウトソールの部分だけ変えてる。
中山選手 カズさん、パラメヒコのイメージそんなにない。スフィーダじゃないですか?
三浦選手 そうだ、スフィーダだ。
中山選手 カズさんはスフィーダが無くなってから、パラメヒコが長いんですよね。
カズさんと僕はパラメヒコに対して愛着があるし、ずっと着用してきたのに、なんでパラメヒコマンが駒野なんだ!?っていうのはありましたね
三浦選手 あれは気分が悪かったね!しかし、あんた、よく喋るね!(笑)
と、いきなりマシンガントークを繰り広げる中山選手に対して三浦選手がたしなめるシーンも(笑)
【今まで何百足と着用してきたスパイクの中で、印象に残っているモデルは?】
三浦選手 今年evoSPEEDを初めて履いたんです。あの軽いやつ。
プーマを30年以上履いてるけど、今までで一番良かったかもしれない。走る感じとか、踏み込んだ時に蹴る強さとか、感触が良かった。
日本の芝生とマッチしてるんじゃないかなー。凄い履きやすかったです。でもすごく履きやすくてグリップが効くんで、足首痛くなっちゃった(笑)
中山選手 それ危険(笑)。僕はパラメヒコ。高校卒業と同時に履き始めました。
その時にパラメヒコが売り出されたんですが、実はもう一つジャスパーというモデルが売り出されたんです。
ただ、ジャスパーは売れなかった。良いスパイクだったのに、パラメヒコは売れて、ジャスパーは消えた。
そういうスパイクがあったということを皆さんに知っていただきたい!
ここで唐突にジャスパーというマニアックなスパイクの話を情熱的に語る中山選手!
どの方向に話を進める気なんだろうかという不安が司会の頭をよぎっていたのではないでしょうか!
【印象的なゴールを奪った時のスパイクについて】
中山選手 98年のゴールもパラメヒコ。ただ一つ心残りがあり、取替式を履いてしまった。
それまでは赤ポイ(レッドカラーのスタッド)でずっとこだわって履いてきた。
でもその試合のアップの時にバティストゥータが取替式を履いていて「あ、バティが取替だ、じゃあ俺も取替だ」って簡単に変えちゃって、自分の信念の弱さみたいなものに情けなさを感じました(笑)
カズさんは2011年のゴールもあったと思いますが、という司会の問いに対して、
三浦選手 チャリティーゲームなどの時、プーマの方が、そのゲーム用にスパイクを用意してくれるんです。
試合前のアップでそれを試して履いて、でも本番になるといつも試合で履いているやつを履いちゃう。
用意したものを履かないからプーマの方が泣いたような顔をするんです(笑)
でも、あのチャリティーゲームだけは、用意されたのをたまたま履いたんです。
その時のスパイクも今回のイベントスペースに展示されていました!あの伝説的なゴールにそんな裏話があったとは!
【evoTOUCH Jについて、実際手に取ってみていかがでしょうか?】
中山選手 軽いですよね。
三浦選手 今のスパイクはほんと軽いですよね。ハイカットになってるのに軽い。
中山選手 ステッチも無くなってるんですよね。言っちゃ悪いんですけど、僕ステッチが好きなんです(笑)
パラメヒコも『ノーマルのものよりあと4本ステッチを入れて』みたいな感じで、アッパーがのびないようにしてくれという要求を出してます。
でも、これはのびないんですよね。カンガルーでありながら、ノンステッチでありながら、のびない加工がされてる?素晴らしいですね!
三浦選手 日本で作ってるんですよね。やっぱり日本人に履きやすいと思う。
さっきちょっと履いたけど、最初の履き心地はすごい良かった。
中山選手 じゃあ、これをアップも無しに、ぶっつけ本番で使えますか?
三浦選手 使えるね(笑)
【デザインやカラーリングについてはどうでしょうか?】
中山選手 最近のスパイクは派手ですよね。白、黄色、ピンク、赤とか色々ありますけどね。
三浦選手 その辺もまったくこだわりが無くなっちゃいました(笑)
ブラジル時代は結構派手なのを履いてたんです。その時代は黒ベースに白ラインしかない時代。
派手なスパイクを履いてプレーが悪いと、靴のことだけ言われて叩かれる。なのでそれは履くな、とチームの人から言われた(笑)
中山選手 もう黒が珍しいですよね。グランド上で黒を履いている人が少なくなっちゃった。
でもやっぱ黒の白いラインでしょ。ゲン担ぎしちゃう。
黒に白でずーっとやってきたんだから、それを履いていかないと自分が悪くなるんじゃないかな。
あと、靴べらの長さ。パラメヒコはでっかいのがびよーんとあるんですよ。そこに自分のサインを書きこむというのが一番好きな作業(笑)
新しい靴を下ろす時に自分のサインを書く。で、誰かから『何でサインが入ってるんですか?』と聞かれたら『メーカーの人がプリントで入れてくれてんだよ』と。
ま、自分で書いてるんですけど(笑)
カズさんは刺繍入ってましたよね?カズさんの刺繍に憧れて、僕はマジックで書いてた(笑)そのうち僕も刺繍で入れてくれるようになった
三浦選手 赤でね。
中山選手 はい、赤で入れてくれるようになった。
三浦選手 当時20年以上前、boa sorte(ボアソルチ)とか日の丸入れてもらったりとか、当時自分の好きなロゴを入れるとか無かったですから、珍しかったですよね。
中山選手 はしりですよね。カズさん一番最初だと思う、たぶん。・・・僕は手書きで入れてましたけど。ドーハの時は手書きだった。帰ってきてから刺繍が入るようになりました。
【今の高校生達のプレーをどう見ていますか?】
中山選手 技術が長けているな、と。あとは戦術を重視して戦っているな、ということ。自分たちの時代はそこまでなかった。
自分がいた高校三年間はとにかく堅守速攻。中盤をこう構成して、このようにビルドアップして、みたいなことはなかった。
あったのかもしれないけど、記憶にないです。僕はとにかく裏に走っていた(笑)そんな思いしかないですね。
三浦選手 今ゴンちゃんが言ったように、戦術ありきになってる気がする。
自分で考える力が少し無くなっているかな、と思うこともある。
日本人の欠点としてよく言われるのが“試合中にベンチを見る”こと。
どうしたらいいか、って。あれはブラジルでは、子供たちも、ユース年代の子達も、そんなことはなかった。自分で判断して自分でやっていく。
グランドの中に入ったら、今守るのか、今攻めるのか、自分達で考える。日本人はベンチに聞く。ああゆうのはあんまりないですね。
中山選手 それが今養わなければならないというところで動いているとは思うんです。そういった判断がグラウンドの上でなされれば自立につながる。自分たちでどうやって守るのか、攻めるのか、に繋がると思います。
高校三年生の時に試合でカズさんを見た。もう強烈だった。もうまたぐまたぐ(笑)。
僕その時ディフェンスやってましたからね。ボーズでストッパーやってましたからね。負ける度にボーズでしたから。
カズさんすげーなーって。その頃はカズすげーな、三浦知良すげーなー、って言ってましたけど。いやー、凄かったです。
大学卒業してすぐブラジルにサッカー留学させてもらった時も、そこにカズさんがいた。サントスのカズさんがいた。カズさんの前座の試合で出たんです。
三浦選手 モジミリン?
中山選手 そうモジミリンです。カズさんの試合の前座にサテライトみたいなチームで出てました。
で、その試合の後カズさんと会いました。で、また帰国する直前にサウナで会いました。
三浦選手 きーちゃんもいました(笑)。
中山選手 きーちゃん本田で留学してた。黒崎も。サンパウロFC。三ヶ月いて。
三浦選手 まだ、きーちゃん長髪じゃなかった(笑)あの頃は三ヶ月とかで若い選手を企業から送り込んでたんですね。昔はけっこうありました。
中山選手 今はヨーロッパに行くようになり、ブラジルっていうのは無くなってる。
でもブラジル行った方がハングリーにはなりますよね。サッカーのレベルも高いし、モノもぱくられる。そこのディフェンス力も鍛えられる(笑)。
危機管理能力が鍛えられる。リスク管理ですよ。全てがトレーニングなんです。
三浦選手 モノとられた?
中山選手 僕は危機管理能力高かったんですよ(笑)
「カズさんは来シーズンプロとして32年目。お二方50歳になりますね」
中山選手 カズさん50になんの!?
三浦選手 いっしょじゃん(笑)
「最年長記録を更新し、選手として来年も紹介させていただけると我々は思っています」
三浦選手 そうですね。がんばりたいですね。やる以上は役に立たないといけないと思っている。
しっかり準備して、グラウンドに立てるよう、evoTOUCH Jでピッチに立ちたいですね(笑)
中山選手 やるんだったらチームの為にやりたい。やる以上は自分も高い所をめざし、日々挑戦していきたいと考えています。

最後は何故かにらみ合うシーンも(笑)
スパイクに対する思いや今の高校生達への助言、さらにはブラジル時代の話まで、惹きつけられる話の内容と、2人の軽妙な掛け合いのリズムに、最後まで時間を忘れて聞き入ってしまいました!