歴代マーキュリアル ヒストリー!
1996年、ナイキは世界の大会で最も多くの栄誉を持つブラジル代表チームとのパートナーシップを結びました。
彼らのプレーに相応するスパイクを作る使命を負い、チームの若きストライカー、ロナウドがその象徴的存在として選ばれました。

ピッチでの彼は我慢強く、そして機会がくると、誰にも負けない速さでボールに向かい加速を続け、シュートを打ちました。
ゴールが眼中に入ると、ロナウドはまるで別人のようになりました。まるで気まぐれな人(マーキュリアル)のように。

1998年
ナイキ マーキュリアル

【スピードのために作られた初のスパイク】
ナイキマーキュリアルは、ロナウドの驚異的なスピードを念頭に開発されました。
天然皮革のような性質を持ちながらも、水分を吸い込むことはない合成皮革で薄く軽いKNG-100を使ったアッパーは、合成素材への偏見を打ち破り、フットボールシューズの新しい作り方を確立させる存在となりました。

2000年
ナイキ マッチ マーキュリアル

【速く もっと速く】
ナイキ マッチ マーキュリアルはスパイクの軽量化に特に力を入れて作られました。
たった230gのナイキ マッチ マーキュリアルは、オリジナルのナイキマーキュリアルで終わりを見ることとしなかった軽量化への挑戦の結果です。

2002年
ナイキ マーキュリアル ヴェイパー

【トラックからピッチへ】
マーキュリアル ヴェイパーは、90分間のダッシュと、スピードのあるプレイヤーのために完璧な接地感を提供することを念頭に作られました。
新しい、足の骨格に合わせて作られた足型は、足に自然に馴染んでプレッシャーを抑え、プレイヤーの足をスパイクに近づけました。この革新的なフィットにより軽量化を計り、快適さを高め、さらにマーキュリアルのDNAが導くとおり、スピードを高めました。

2004年
ナイキ マーキュリアル ヴェイパーII

【新星誕生】
完璧な接地感を生み出すために快適さを高めることが求められ、フィットの改良には、ヒールタブを大きくして足首周りのクッション性を高めることも含まれました。
当時頭角を表しつつあったクリスティアーノ・ロナウドの足元でこのスパイクが輝き、その伝統もスムーズに受け継が れていきました。

2006年
ナイキ マーキュリアル ヴェイパーIII

【足馴染み】
マーキュリアル ヴェイパーIII で重要視した点は、試合中続く快適さを維持させながら、足とスパイクとの距離を縮めること。
足の形によく馴染む帝人®のマイクロファイバーアッパーが用いられ、
2分割のプレートにスタッドを直接射出成型して、多方向への移動や加速の時のトラクションを確保しました。

2008年
ナイキ マーキュリアル ヴェイパーSL

【ど肝を抜くもの】
マーキュリアルの軽さとスピードのコンセプトを大きく加速させ、重さはたった185g。イタリア製のアッパー、ドイツ製のプレート、韓国製のアウトソールを生み合わせたマーキュリアルSL は文字どおりグローバル スポーツであるフットボールの産物です。

2008年
ナイキ マーキュリアル ヴェイパーIV

【大胆な動き】
課題としたのは広いシュート面を確保した流線型の短距離スパイクのスタイルを提供すること。
帝人®のアッパーでシューレース部分を覆い、グラスファイバー製のシャシーが陸上スパイクのように瞬時の加速を可能にしました。

2009年
ナイキ マーキュリアル ヴェイパー スーパーフライ

【フィットを完璧に】
当時最軽量・最速のスパイク。
超薄型の帝人®製スキンと、フライワイヤーの糸を組み合わせたアッパーが、足をしっかりとスパイクに安定させました。新しく軽量なトラクションを提供するクリーツとカーボンファイバーのシャシーでスパイクをできるだけ軽量にすると同時に、7層のカーボンのアウトソールが最大限の弾性と屈曲性を提供しました。アッパーとソールがバランスよく機能し、アスリートが素早く加速・反応できるスパイクに仕上がりました。

2010年
ナイキ マーキュリアル ヴェイパー スーパーフライII

【猫のような反射】
チーターをインスピレーションに、トラクションによるスピードを追求しました。
C・ロナウドの意見も生かし、マーキュリアルスーパーフライII にはナイキ センス テクノロジーを取り入れ、革新的なスタッドで、足圧や路面の状況に応じて数ミリ単位で伸縮し、あらゆる方向への動きに最適なスピードと安定感を提供し、大事な一歩の踏み出しを勝利への機会に変えていきました。

2011年
ナイキ マーキュリアル ヴェイパー スーパーフライ III

【しっかりとした足元】
つま先のトラクションがスリップのリスクを減らし、三又のブレードが方向転換のスピードを最大限高めました。
カーボンファイバーのシャシーも用いて改良された複合素材のアッパーは、これまで以上に流線型を描きました。

2012年
ナイキ マーキュリアル ヴェイパーVIII

【気がつけばいなくなっている】
ボールに向かう時の加速と高速移動時のボールタッチを基本性能として組み入れました。
新しい屈曲性に優れたファイバーグラスのアウトソールは、ピッチへの踏み込み・踏み出しを素早くし、足圧が大きくかかる中央部のスタッドは特に加速を高めるためのデザインにしました。
また、帝人®のマイクロファイバーを使ったスエードのような仕上がりのアッパーが、より裸足のような感触でボールをタッチしコントロールできるようにしました。

2013年
ナイキ マーキュリアル ヴェイパーIX

【究極のコントロールのための再生】
9代目のマーキュリアル ヴェイパーは完璧なコントロールを目指しました。
アッパーには水に濡れても変わらないボールの感触を提供するオールコンディションズコントロール(ACC)テクノロジーと、ゴルフボールの表面のような手触りを提供するスピードコントロール機能により、ボールに対するソフトタッチとしっかりとした摩擦を生み出しました。

2014年
ナイキ マーキュリアル スーパーフライIV

【足につけたスリングショット】
新しいスリーニットウィーブ製法のアッパーは、足とボールの間に存在する素材を減らし、トップスピードでプレーするときに欠かせないボールタッチの質を向上させました。
さらに足首部分にミッドカットのダイナミックフィットカラーを採用することで、足とスパイクの連動性を高めました。

2016年
ナイキ マーキュリアル スーパーフライV

【4つの「初」でさらにレベルを上げる】
今回初めて、ナイキはフライニットの「スピードリブ」と呼ぶ立体的な構造を、データをもとにデザインしました。これは、素材の表面に盛り上がりをつけて、それがアッパーとボールの間に摩擦を起こします。
足の形に合わせて開発した新しいプレートは、これまでに足の下に存在した隙間をなくし、新しい真空成型工法を採用し、一枚構造のプレートにしました。そのため、新しいマーキュリアルプレートはこれまでのカーボンファイバープレートよりも40%軽くなりました。