@国見高校 2023.3.3 Fri.
サッカーショップKAMOがNIKEと共に立ち上げた『Nike FC presented by Soccer Shop KAMO』の活動の第一回として訪れた国見高校。
生徒たちの笑顔と活気に満ちあふれた講義の様子を写真・動画とともに掲載しております。
有明海を眺めながら国道251号線を走るとサッカーボールの形をした街灯が現れる。
徐々に濃くなるサッカーの空気を感じながら海外線に沿って車を走らせる。
PHANTOM CREATOR ACADEMYの記念すべき第一回は国見高校に訪れた。
全国高校サッカー選手権大会最多優勝を誇るサッカー名門校だ。
PHANTOM CREATOR ACADEMY
KICK OFFのホイッスルが吹かれる。
今日、選手たちのピッチはここからスタートだ。
「The Breakthrough Company GO」三浦氏の『クリエイティブってなんだ?』から講義が開始。
普段耳にしないフレーズに選手たちは一瞬フリーズ。
クリエイティブとは…
他者の感情や、未来の状況を想像し、誰も疑わない常識や、前提を覆し、今よりも圧倒的に良い状況を創造すること。
スマートフォンの開発やクラウチングスタードなどの常識を覆した成功例をあげ、選手たちがイメージしやすい内容で講義は行われた。
三浦氏の柔道部時代、強豪校に勝つために、普通に練習していても勝てないので、相手が知らない驚く仕掛けをしようという発想で総合格闘技の技を練習して全国大会に出場したという“クリエイティブ”なエピソードも飛び出した。
講義の後は「1週間でユースワールドカップに出場するために、監督となって練習メニューを組む」というお題でワークショップを実施。
出題されたお題に各チーム活気のある意見交換をしていた。
チーム発表にはルールがある。
1. 笑顔と相槌と拍手
2. 必ず質問をする構え
3.リスペクトとは感想のこと
感性豊かな発表、笑顔も溢れ、ピッチは最高の雰囲気に包まれた。
最高の雰囲気の中「心理学を学んで相手のプレーを操る」「ボールを使わず、ゲームでポジショニングを学ぶ」「全員攻撃・全員守備」など新しい発想がどんどん生まれていた。
オフピッチの最後は記念写真。
選手達の心を掴んだことは、この写真を見れば一目瞭然。
PHANTOM CREATOR ACADEMY オンピッチスタート。
国見高校OBでもある大久保氏。
「選手権ではなかなかゴール前での崩しが見られなかった」と話し、今回組んだ練習のテーマは【相手陣地、特にアタッキングサードでの攻撃面の連携】。
選手達の学ぼうとする姿勢、取り組む意欲、オンピッチはその熱量と共に時間が過ぎた。
経験から放たれる実践的なアドバイスに選手達も聞き入っていた。
大久保氏から『動きの緩急、裏へ仕掛ける動きが少ない』との指導が入る。
「ボールではなく、常に相手の目を見てプレーする。そうしたら相手が想像していないタイミングで裏へ動き出せる」など、ストライカー目線でアドバイス。
それまでパサーに近寄ってボールをもらう単調な動きが多かった選手が、積極的に裏を狙う動きが増えた。
大久保氏も「現役時代90分間ずっと相手DFと駆け引きをしていた。でも疲れないし、超楽しい」と語り、選手たちに相手の考えや動きを想像して、その予測を裏切ることでより良い状況を創り出す、まさにクリエイティブなプレーのための駆け引きの重要性を説いていた。
青黄のユニフォームをもう一度全国へ。
そう掲げて挑んだ冬の全国大会は惜しくも3回戦で敗退した。
だが青黄のユニフォームは全国の舞台で躍動し間違いなくインパクトを残した。
今回のPHANTOM CREATOR ACADEMYを通じてクリエイティブな選手が生まれることを期待し、我々が夢を掴むサポートをできればと思う。
この活動を未来ある子どもたちへ届けたい。
純粋な気持ちになれたこの気持ちを共有したい。
次回のPHANTOM CREATOR ACADEMYを楽しみに待っていてください。