終始、真剣な眼差しで参加してくれた選手たちとのオフピッチとオンピッチの講義の様子をお届けします。
『Nike FC presented by Soccer Shop KAMO』の活動の第五回目は、多数のプロサッカー選手を輩出している大阪府の名門・興國高校サッカー部を訪問。
校舎にはサッカー部が獲得した多数のトロフィーが展示。
選手たちの弛まぬ努力と誇りが感じられる。
TIEMPO TOUCH ACADEMY
KICK OFFのホイッスルが吹かれる。
今日、選手たちのピッチはここからスタートだ。
オフピッチでは、「合同会社シーラカンス食堂 / MUJUN 代表社員・クリエイティブディレクター・デザイナー」小林氏が、『”伝統と革新” 矛盾を受け入れ挑戦し続ける』テーマで講義。
伝統を守りながらも、新たな挑戦をすることで次の時代をつくる必要性を説いた。
革新を起こすために物事の本質を理解し”先ず当たり前を疑え”と選手たちに語り、小林氏の体験例が絵を中心としたスライドで表示される分かりやすい講義となった。
「全ての物事は流動的で、当たり前が時間軸と共に環境に適応しながらアップデートしていくことが進化。」
「君たちは、チームは、サッカーは、それを取り巻く環境は、もっともっと進化できる。」と選手たちに語る。
選手たちも馴染みのない言葉に一生懸命耳を澄まし、”伝統と革新”の意味を学んだ。
講義の後は「当たり前を言葉にする?(当たり前を疑ってみる)」というお題でワークショップを実施。
グループで活発な意見交換が行われていた。
選手たちが当たり前を言葉にする難しさを感じる中、小林氏よりヒント。
・「なぜ?」を3回掘ると良い
・こうじゃなかったら困るようなことを考える
・社会背景やトレンドも重要
サッカーボールは球体との当たり前の言葉には
「四角だったら何かに特化したボールが作れるかもしれない」とアドバイス。
言語化した当たり前から革新を起こす考え方を伝えた。
ワークショップを通して当たり前を疑い、自分たちで新しい時代をつくる意思が感じられた。
「新しい発見につながった」「革新の大切さを学んだ」「考え方が広がった」と語る選手たち。
刺激的なオフピッチ講義は足早に過ぎ去った。
TIEMPO TOUCH ACADEMY オンピッチ KICK OFF。
オンピッチ講師は伊藤氏。
講義は「正確なボールタッチと新しいプレーのチャレンジ」。
細かく出される伊藤氏のアドバイスに真剣に耳をかたむけ、ひたむきにプレーする選手たち。
1秒も無駄に出来ない講義に目を輝かせていた。
伊藤氏の指導には”革新”へのヒントがある。
「タイミング」「クオリティ」「コミュニケーション」
すぐさまプレーに取り入れる選手たちからは、チャレンジの意欲が感じられた。
伊藤氏から『もっと頭を使おう』『こだわりをもってプレーしよう』と指導が入る。
出し手は「もっとパススピードを上げる」「受け手に対して深くボールを入れる」こと、受け手は「しっかりとボールを止める」「予備動作を入れて速く飛び出す」ことをアドバイス。
繰り返すごとに良くなるプレーに伊藤氏が『ナイス』と声をかける。
選手たちはプレーが変わっている手ごたえを感じていた。
「第一線で続ける選手のメンタリティー」の質問に対しては、『どの監督のサッカーにも合わせられる選手』と回答。
様々な監督とスタイルがある中で、自分のプレーを変えて求められるサッカーに適応すること、求めらるプレーの中で自分のストロングポイントを出す重要性を語る。
講義を終えた選手たちは、若さ、真剣さ、ひたむきさが眩しく感じた。
今回のTIEMPO TOUCH ACADEMYを通し、‘‘伝統と革新”の意味、本質を考えチャレンジをする必要性を学ぶ機会になることを願う。
選手達のさらなる成長への貢献と次世代のプレーヤーを育てる取り組みは続く。
次回の『Nike FC presented by Soccer Shop KAMO』もご期待ください。