TIEMPO TOUCH ACADEMY

INTERVIEW

@興國高等学校 2023.8.22 Tue.

伊藤 彰

サッカーショップKAMOがNIKEと共に立ち上げた
『Nike FC presented by Soccer Shop KAMO』の活動の
第5回として訪れた興國高等学校。

“TIEMPO TOUCH ACADEMY”と題した今回の企画について、
オンピッチ(技術面)の講師としてお招きした
伊藤氏にインタビューを行いました。

  • ユース年代に素晴らしい取り組み

    ーオンピッチの講義を終えて、率直な感想をお伺いできますか?

    伊藤: とても良いイベントでした。
    違う指導者に刺激をもらうことや新しい何かを感じることはユース年代にすごく必要だと思います。

    ー特別な講師をお呼びしてオフピッチとオンピッチで講義を行う『Nike FC presented by SOCCER SHOP KAMO』の取り組みはどう思われますか?

    伊藤: 特別な体験を提供する取り組みと気持ちが素晴らしく、是非ご協力したいと思いました。
    テーマに沿った講義を行うことは、ユース年代に必要な「考えながら動く力」をつちかうので、とても素晴らしいと思います。

  • “革新”することが大切

    ー選手やコーチ、監督と様々な経験をされた中で、サッカーのプレーやスパイクの“革新”をどのように感じていますか?

    伊藤: 進化のためのチャレンジ、スパイクもサッカーも進化する中で自分も変わって“革新”することが大切だと思います。
    特にユース年代はチャレンジすることで自分を変えながら成長することが重要だと思います。

    ー指導のメニューで変わらず続けていることや時代に合わせて変える必要性を教えてください。

    伊藤: 技術の取り入れ、ボールタッチと運ぶトレーニングの3つは変わらずに続けています。
    時代のトレンドに合わせて戦術的なことを少しずつ変えないといけないので、チームの伝統や哲学を残しながらトレンドに寄せることがすごく重要だと思います。

  • トレーニングに向き合うことが重要

    ーオンピッチの講義を通して選手たちに伝えたいことはありますか?

    伊藤: 自分自身とプレーを変えること、裏をとるタイミングは常に意識してほしいです。
    興國高校は常にイニシアチブを取れるチームだと思います。相手チームを崩すためには個の力も必要ですが、チームとして裏をとれるかがネックになると思いますので、今回はサイドを起点にして裏をとる、ゴールを目指す指導をしました。
    最後のゲームで指導の成果を感じたので、すごく良かったと思います。

    ー選手の成長に必要なことや意識していることがあれば教えてください。

    伊藤:日々真剣にトレーニングに向き合うことが一番重要だと思います。
    自分やクラブの立ち位置に満足して、今以上を目指さない選手はプロでも成長しないと思いますので、上手くなるためにチャレンジをすることが必要だと思います。

  • 自分で考えてプレーを変えることが必要

    ー【TIEMPO TOUCH ACADEMY】を通して、どういった次世代のプレーヤーが育ってほしいですか?

    伊藤:世界に通用するプレーヤーです。今は20歳前後の若い選手たちがヨーロッパのクラブでチャレンジをしています。
    日本サッカーを伸ばすために若い選手たちの力が必要なので、チームのスタイルや哲学、監督がやりたいことをやりつつ、自分のスペシャルな部分を磨くことが一番重要だと思います。

    ー新しい自分へチャレンジするためのアドバイスをお願いします。

    伊藤:チームやクラブに与えられた環境に甘んじて、現状に満足している選手が多いと感じています。
    私が学生の時は、指導が今ほど確立されていなく「練習する」「走る」「ボールを蹴る」というアバウトな指導でしたので、自分たちで考えて上手くなるための方法を見つけていました。
    現在では指導が確立され始め、指導されたこと、求められたことだけをやっている選手が多いと思います。やるべきことをやりながら、自分のストロングポイントを出せるように、自分で考えてプレーを変えることが必要だと思います。

OTHER INTERVIEW
 

心を弾ませ真摯に取り組んでくれた選手たちとのオフピッチとオンピッチの講義の様子をレポートでお届けします。

当日のフォト&レポートはこちら