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フットサルの戦術
オフェンス 三角形を作る
まず、ボールを持ったとき、すぐにチャンスが作れなければ、味方でパスをまわしながらチャンスを見つける必要があります。
フットサルでは、サッカーと同じように常に3人が三角形を作りながらパスをまわしていきます。
特に、ピヴォ(PIVO)がポスト役になっているチームでは、3人がボールをまわしている間に、ピヴォ(PIVO)が動きながら、チャンスをうかがいます。
いざ、攻撃となれば、ピヴォ(PIVO)を基点に、一気に両サイドや真ん中をついて攻め込みます。
オフェンス 8の字でパスをする
相手がプレスをかけてきたとき、長くボールを持っているとボールを奪われ、一気に攻撃をされてしまいます。フットサルは早いパス回しが基本です。
フットサルのパス回しで基本となる動きは、コート上に大きく8の字を描く動きです。この8の字のパス回しは、日本代表でも使っている動きです。
8の字を描きながら相手のプレスをかいくぐりつつ、攻撃のタイミングをつかんだら一気に動き出します。
 
オフェンス おとりになってスペースを作る
サッカーと同じくスペースは大事です。フットサルコートは狭いので、少しでもスペースができたら、すばやい反応でスペースを有効に使わないといけません。
特にピヴォ(PIVO)にべったりマークをはられたときに有効です。
ピヴォ(PIVO)がおとりになり、マークを引き連れてサイドにずれる動きや、中央に戻る動きをすると、真ん中からサイドにかけて大きなスペースができます。
そのスペースを攻めるときも、すぐそばのプレイヤーが飛び込むのではなく、後方のプレイヤーが長い距離を走ってスペースに入り、そこにタイミングを合わせてパスを出します。あるいは、ピヴォ(PIVO)などをいったん軽くポストさせて、後方から走りこんだプレイヤーにあわせると、一気にゴールチャンスになります。
オフェンス ポジションチェンジをする
相手が守備の強いチームの場合、なかなかボールを前に持っていくことができません。
マンツーマンで守備をされた場合は、攻撃のプレイヤーが大きく、自陣まで下がってポジションチェンジをすることで、前線に大きなスペースができます。
また、マンツーマンの場合には、相手を疲れさせる効果もあります(もちろん、自分たちも疲れてしまう場合もありますが)。
ゾーンディフェンスを取られたときも、サイドや前後のポジションチェンジを繰り返すことで、ゾーンディフェンスが混乱します。
真ん中やサイドに、ちょっとした隙ができれば、一気にそこを攻め込みます。
ポジションチェンジの場合、味方同士も混乱してしまっては意味がありませんので、お互いに声を出し合うことがとても大切になります。入れ替わるときも、インターセプトされてしまうと、カウンターになってしまいますので、普段から常にバランスを取りながら入れ替わる練習をしておきましょう。
ディフェンス 1−2−1ダイヤモンド型に対する守備戦術
ダイヤモンド型の布陣できた場合には、ついついサイドをケアしがちだが、一番怖いのは、真ん中を抜かれることです。特に、相手側のピヴォ(PIVO)にボールがわたってしまうのを徹底して防ぐことが必要です。
そのため、1−2−1のダイヤモンド型の布陣に対しては、真ん中をケアする布陣を引きます。
フォーメーションは同じダイヤモンド型で対処しますが、サイドを狭くして、真ん中に絞り込み、相手のダイヤモンドよりも狭いダイヤモンド型を作って対処します。
真ん中の軸に入ってこなければ、ボールがサイドに出たときだけサイドをケアします。ボールを持ったサイドプレイヤーを外へ外へと追い出していくことで対処できます。
サイドにボールが出たときも、逆サイドのプレイヤーは、真ん中を常にケアしていくことが大事です。
いざ、真ん中を切られたら、サイドのプレイヤーが急いで真ん中に絞り込んで対処します。
ディフェンス 2−2ボックス型に対する守備戦術
こちらも、2−2で対処する。
相手の攻撃がはじまったら、まず間合いをおいて守備をする。一人がプレスをして、一人が逆サイドをケアする。
ボールを持った相手には、一人がプレスにいくが、決して無理にボールをとりに行くことはしない。
逆のサイドのプレイヤーも、少し後ろにポジショニングして、ボールと、反対サイドの自分がマークする相手プレイヤーの両方を視界に入れながら守備をする。
常に相手側にとどめて、深く入られなければそれほど怖くない。相手が戻すパスをしているときは問題ないので、無理に取りにいかない。
逆にボールを取りいそぐと、チームのフォーメーションのバランスが崩れ、後ろのスペースを破られてしまう。
もし、ボールが自陣深くで、相手の前線にわたった場合は、ボールを持った相手に対し、二人で守備をする。常に数的優位を持って絞り込む。
この場合も、一人でボールを奪いに行くようなことはせず、常にチームで守備を行っていくことが大切。
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