vol.05
MAI
TAKATO
KAMO UMEDA
―TIEMPO 94の魅力は、どんなところにありますか?
男性に関しては、少しスキニーなパンツを履いたり、ロールアップでソックスを見せるパンツスタイルが多いですよね。時には昔懐かしいルーズソックスや、フットボール用のソックスをスニーカーに合わせている強者も街で見かけます。TIEMPO 94はローカットと、ミッドカットがあるのですが、私はミッドカットをお勧めします。程良い加減のボリュームなので、今、流行のボトムスと合わせるとスニーカーがとても引き立ちます。カラーバリエーションも豊富なのですが、女性であれば敢えて清潔感のある白を選ぶことで、コーディネートのポイントにもなりますし、重たい印象はまったく出ません。このシュータンは取り外し可能ですが、敢えて外さず履きこなしていただけたら嬉しいですね。

―NIKE F.C.に所属しているような「リスク上等」なプレーヤーは今後、日本にも出てくるでしょうか?
はい、これからの未来を担うプレーヤーには、ネイマールやジャック・ウィルシャーのような選手になってほしいですね。日本人は文化的にも中庸を好む傾向がありますが、周りと違うことを怖れずに、自分が信じる道を突き進む。それがピッチ上でも、ピッチを降りたライフスタイルでも正々堂々と自分を表現し続けることが重要だと思います。上を見て育つ後進の世代に大きな影響を及ぼすプレーヤーがこれからもどんどん増えてくると思います。昔と違って、フットボールは世界との距離が年々縮まってきています。リスク上等なスタイルを貫きとおすプレーヤーが、きっと日本のフットボール界の未来を照らすと信じています。
―日本人プレーヤーでNIKE F.C.の魂を持つ選手はどんな選手でしょうか?
ずばり、柿谷 曜一朗選手だと思います。常に貪欲にゴールを狙いに行く攻撃的なプレースタイルも然り、あのブロンドのヘアスタイルがクラブでも代表の中でも目立つ存在ですよね。独特なスタイルに魅せられた女性ファンも本当に多く、地元のスタジアムには大勢のファンがいつも彼を取り囲んでいます。以前、TVのインタビューで観た時にご本人が発言されていたのですが、「大阪の悪ガキ」だったそうですね。ファッションセンスにも表れていて少し派手なアイテムをさらりと着こなしたり、ファッションにも見え隠れする押し出しの強さ。彼の独特の個性が存在感を増しているのも事実だと思います。

―サッカーにインスパイアされたライフスタイルを世の中に広めるためにはどのような事が必要だと思われますか?
今回のNIKE F.C.のコレクションのように、まずはファッション的な観点から取り入れていくという方法から入るのはどうでしょうか。フットボールを経験したことのない人たち、例えば、女性でもフットボールテイストのウェアやスニーカーを身に着けていただき、そこから徐々にフットボールを観戦したり、実際にボールを蹴ったりとステップアップしていくという方法もありますね。まずはKAMOの店頭でご試着から入ってみてくださいね。(笑)