STAFF INTERVIEW

フットボールを愛し、フットボールと共に人生を歩んできた
KAMO原宿、梅田のスタッフが登場し、NIKE FOOTBALLの軌跡や、
アスリートについて熱く語る期間限定の特集ページ。

フットボールをファッションの観点から楽しむ

TIEMPO 94の魅力は、どんなところにありますか?

90年代あたりのスパイクには多かったと思うのですが、このシュータンの長さが今となっては懐かしいですね。我々の世代以上のプレーヤーは、同じような郷愁を覚えるのではないでしょうか。しかも、このシュータンを取り外しても履いて頂けるので、2つの履きこなしが出来るっていうのが面白いですね。見た目にも重量感があり、どっしりと構えたルックスなのですが、その見た目とは裏腹に非常に軽量で履いていて快適だったりもします。シルエットとしては、ミッドカットとローカットがあるのですが、私はオリジナルのスパイクに近いローカットが好みですね。街中を「フットボールスタイルを身に着けて歩ける」って言う意味ではNIKEらしい商品です。これが、次世代のAIRMAXやAIR FORCE1のようなNIKEを代表するアイコンになってほしいですね。

TIEMPO 94の魅力は、どんなところにありますか?

NIKE F.C.に所属しているような「リスク上等」なプレーヤーは今後、日本にも出てくるでしょうか?

以前F.C.バルセロナが来日した時、私はKAMO渋谷店に勤務していたのですが、大会が優勝して終わった次の日に、バルセロナの下部組織に所属している少年が来店してくれた事がありました。試し蹴り用のボールを渡して、冗談半分で「リフティング見せてよ。」と言ってみたら、ものすごい足技を見せてくれました。まだ10代前半か中盤くらいの少年だったと思います。周りに他のお客様や、ちょっとした観客がいたのですが物怖じせずに、リフティングを魅せたあの日の少年の姿を思い出すと、他の国のトップレベルは少年のころから高いレベルの技術を叩き込まれている事に感心しました。彼のように、心からフットボールを楽しみ、リスクを怖れないプレーヤーが日本にもこれからたくさん出てきてほしいですね。

今後「フットボールのあるライフスタイル」を世の中に広げていくためにはどのようなことが必要だと思われますか?

2、3年前にロンドンのNIKE TOWNに行ったのですが、日本では失礼にあたってしまうので、あり得ないのですが、スタッフがボールを使ってリフティングをしていたりと日本の環境との違いを感じました。文化的な背景や、接客態度のベースが異なることなどはありますが、そういったパフォーマンス的な要素も含めた雰囲気をお客様も楽しんでいる様子でした。日本でも10年前に比べたら代表やプロリーグの盛り上がりも高まっていますが、「フットボールのどこが好きですか?」という質問を投げかけても、「○○選手がカッコいいから好きです。」という言葉が多いのが実状です。お客様とのお話の中でも、もっと商品以外の事にも触れてフットボールに興味を持っていただけるようにPRしていきたいですね。

今後「フットボールのあるライフスタイル」を世の中に広げていくためにはどのようなことが必要だと思われますか?